経営者なら押さえておきたい補助金と助成金の基礎知識

こんにちは、みんなの資金繰りです。

皆様、補助金助成金の違いはお分かりになりますでしょうか。

呼び方が違うだけでそもそも同じものでしょ、と思っていらっしゃる方も多いと思います。

実は補助金と助成金には明確に違いがあるのです。

補助金・助成金に共通する事

まず、両方に共通する部分をご説明していきます。

こちらは想像に難くないと思いますが、補助金・助成金共に支給後は返済する必要がないという点で共通しています。
創業時や、事業拡大での資金確保の一つとして、事業を軌道に乗せるための手段として補助金・助成金を利用することは大切です。

また、もう一点支給の前に実際にモノを買う、サービスに支払いをするなどの支出を行う必要があるということも共通点の一つです。

補助率・助成率によっては支給の時点でほとんど返ってくる場合もありますが、まず支払いを行いその実績に応じて支給されるものですので、その際の資金繰りには注意が必要です。

次に補助金・助成金それぞれの特徴について見ていきます。

補助金の特徴

補助金は定められた期間に条件を満たし、書類を作成するなどして応募を行い採択されると資金の支給のある制度です。

つまり、どの事業者様でも条件を満たしていれば貰えるというものではなく、条件を満たしている事業者の中から選ばれる必要があるのです。

事業の拡大や設備投資に関するものが多く、よって助成金と比べれば支給される金額も大きくなります。

事業再構築補助金

新型コロナウイルスの影響により、変革が求められている事業分野は多いことでしょう。事業再構築促進事業は、この変化に対応するために中⼩企業等の事業再構築を⽀援することで、⽇本経済の構造転換を促すための政府の施策です。新規事業分野への進出等の新分野展開、業態転換、事業再編などに取り組む中小企業を補助金で支援します。

ものづくり補助金

正式名称は、「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」です。中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入等)等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援するものです。

助成金の特徴

先程の補助金が選ばれた事業者様への支給だったのに対し、助成金は定められた条件を満たした事業者様すべてに支給されるものになります。

※予算の関係上、途中で終了になるものもあります。

有名なものでは最近話題になった雇用調整助成金があります、助成金はこのような雇用促進や職場改善に関するものが多くなっています。

条件を満たせば支給されるものですので、補助金に比べれば支給金額は低い傾向にあります。

キャリアアップ助成金

有期雇用労働者、短時間労働者、派遣労働者といったいわゆる非正規雇用の労働者の企業内でのキャリアアップを促進するため、これらの取組を実施した事業主に対して助成をするものです。非正規雇用を正規雇用に登用した場合をはじめとして、7つの助成金コースがあります。

雇用調整助成金

雇用調整助成金は、経済上の理由により、事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、雇用の維持を図るための休業手当に要した費用を助成する制度です。新型コロナでの休業対応で広く一般にも認知されるようになりましたが、コロナ以前の通常時からある制度なのです。

補助金は経産省、助成金は厚労省

補助金と助成金のこのふたつの言葉、明確に分けて使われているかというと必ずしもそうではありません。

一般的には補助金は主に経済産業省によるもので使われ、助成金は主に厚生労働省によるもので使われていると言われています。

先程のそれぞれの特徴のところでご説明した、支給後の用途を考えると納得がいきますね。

ただ、国だけでなく自治体や独立行政法人でもこれらの補助金、助成金を実施している組織も多くあり、表記については必ずしも正確に区分されていない場合がありますので注意が必要です。

いかがでしょうか。とても良く似ていますが、それぞれのメリットがありますので面倒と敬遠せず、是非ご活用頂ければと思います。

また、国や自治体の予算によって、内容が変わってきたり、期限が早まったりしますので、新しい情報を確認しなければなりません。

みんなの資金繰りでは都道府県ごとの補助金、助成金を一覧にしてまとめたページもございますのでご興味のある事業者様は是非ご覧になってみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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