融資の種類にはどんなものがあるか|証書貸付と手形貸付

銀行などの金融機関などから受ける融資にはいくつかありますが、一般的には、証書貸付と手形貸付がほとんどです。

証書貸付とは?

証書貸付は、正式には金銭消費貸借契約証書、さらに略して証貸(しょうがし)と言います。

数年間の期間を定め、毎月利息と元金の返済をしていくもので、住宅ローンやマイカーローンなどのローンも、この金銭消費貸借契約証書、証書貸付にあたります。

この証書貸付を受けることに関しては、個人、法人を問いません。

返済期限

1年を超える長期融資で利用されるのが証書貸付になります。

借入期間は、運転資金の場合は7年以内、設備資金の場合は15年以内というのが一般的です。

なお、開業時の借入などのように融資を受けてすぐに返済するのが難しい場合には、一定の据置期間を設けてその期間経過後から返済を開始するという契約にできる場合もあります。据え置き期間のある契約にできるかどうかは確認した方がよいでしょう。

返済方法は2通り

証書貸付では、基本的に月々の返済になります。

返済額の計算には元金均等償還元利均等償還の2種類があります。

元金均等償還

元金均等償還は、毎月元金を定額ずつ、利息を月割りで返済していきます。

元金を毎月均等に返済していくので、利息の計算や元金残高の計算が分かりやすいという利点がありますが、返済開始した直後は利息が大きいため、月々の返済額が多くなってしまいます。

事業資金の融資返済の多くはこの元金均等償還になります。

元利均等償還

元利均等償還の場合は、月々の返済額が一定になるので資金繰り上はとても分かりやすいという利点があります。

返済開始当初は、返済額のうちほとんどが利息になるので元金がなかなか減りません。

個人の住宅ローンでは、元利均等償還を選ぶ方も多いのではないでしょうか。

短期の借入で使われる手形貸付

約束手形を振り出して資金を借りる方法を手形貸付といいます。手貸(てがし)ともよばれています。

返済を預金口座からの引き落としでは無く、返済回数の分だけ約束手形を振り出し、振り出した約束手形を決済することで返済とする方法です。

手形の受取人が銀行で、振出人が企業になります。

手形貸付の特徴としては、1年以内の短期間になりますので、使い道は限定的となります。

仕入や外注費の支払いなどの運転資金、または納税資金や賞与資金に使われる事が多いようです。

不渡りに注意

手形貸付では、手形の取引きである事に変わりなく、2回の不渡りで銀行取引停止となります。手形が決済できない場合には倒産につながりますので注意して利用しなければなりません。

当座貸越の利用も検討する

短期の借入目的であれば、当座貸越を利用する方法もあります。

手形取引の決済をしない場合でも、当座貸越ができる当座預金の口座を用意しておく事で、急な資金の減少でも、極度額までは決済ができ、残高では足りない場合も自動的に貸越が行われます。

個人のカードローンと同じですので、資金繰りを管理しながら上手に活用したいです。

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