ノンバンクとは何か

事業資金の借入先としてのノンバンクについて説明していきます。

ノンバンクとは、その名のとおり銀行以外の金融機関のことを指し、テレビCMや街の看板広告でよく目にする「消費者金融」がイメージされると思います。

ノンバンクはお金を貸す事に特化した金融機関で、銀行のように預金でお金を預かる事はしません。そのため、預かったお金をもとにお金を貸し出すのではなく、銀行などから調達した資金を元にお金を貸し出します。銀行に金利を払う必要があるので、ノンバンクの方が貸出金利は高くなります。

それぞれ得意分野に特化した事業展開をしており、扱う金融サービスや対象顧客も様々なノンバンク事業者があります。

身近な例では、クレジットカードによるキャッシングや、リース会社もノンバンクの業態の一つになります。ショッピングの分割払いの時に登場する信販会社もノンバンクです。

アコムやアイフルを目にすることも多いと思いますが、これらの事業者でも消費者向けだけでなく法人向けのビジネスローンも手がけています。また、法人向けに特化したノンバンクもあります。

銀行とノンバンクとの違い

ノンバンクは「貸金業法」という法律、銀行は「銀行法」という法律が適用されます。

この貸金業法には、重要なポイントがあります。

それは、ノンバンクは「総量規制」というルールがあり、個人に対する貸し過ぎ、借り過ぎを防ぐ仕組みになっています。

借入限度額は年収の3分の1まで

1社から50万円以上借りるとき、または複数の会社から100万円以上借りるとき、源泉証明書等の収入を証明する書類を提出しなければなりません。

貸金業法は、消費者金融や事業者金融のような貸し付けを行うノンバンクに関する規制を定めた法律です。多重債務問題を解決するべく、2006年以降に段階的に改正が行われています。

上限金利の引き下げ(グレーゾーン金利の廃止)

以前は利息制限法での上限金利が15~20%であったのに対して、出資法での上限金利が29.2%と定められていました。

この二つの法律の上限金利が異なっていたことで、出資法の上限を超えなければ罰則を受けないことから、貸金業者は出資法の上限を使って貸し出しを行っていました。

これがグレーゾーン金利といわれるものです。

現在では貸金業法が改正されグレーゾーン金利は廃止されており、10万円未満の借入は上限年20%、10万円~100万円未満は上限年18%、100万円以上は上限年15%となっています。

過払い金の返還請求のCMもよく目にするかと思いますが、このグレーゾーン金利で借りていた人が過払い金請求の該当者となります。

ノンバンクで借りるメリット

ノンバンクのメリットとしては、審査のハードルが低くてスピーディに融資を受けられるという点が挙げられます。

消費者金融系の大手企業では、カードローンの審査が最短30分、融資が最短1時間というところもあります。

事業用資金だとしても、1回の借入が50万円以内であれば、ノンバンクで短期の借入をする事も一つの資金調達の方法になります。

目的に合わせて業者を選ぶことができる

利用者の目的や特性に合わせて利用できるノンバンクには選択肢が多数あり、サービス内容も多岐にわたり、それぞれ業者ごとに得意分野があります。

  • 不動産担保ローンが得意な業者
  • 手形割引が得意な業者
  • 赤字決算でも対応してくれる業者
  • 売掛債権ファクタリングを扱う業者
  • 証券担保ローンが得意な業者

など、利用者が個人や法人事業者などの違いの他にも、サービスの選択肢があります。

利用者の状況に応じて資金調達の選択肢が広がりますので、ノンバンクにどのようなサービスを扱う業者がいるかという事を知り、効果的に利用しましょう。

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