こんにちは、みんなの資金繰りです。
資金繰りの大切さが最も実感できるのが会計上は利益が出ているのに倒産してしまう黒字倒産のお話ではないでしょうか。
昨今では事業者の皆様の中にはかなり卓越した会計の知識をお持ちの方もいらっしゃって黒字倒産の仕組みをご理解されている方もいらっしゃるかとは思いますが、本日のブログで再確認してみてください。
なぜ黒字なのに倒産してしまうのか?
一般的に黒字というと事業自体が上手くいっていて順調なイメージがありますが、実際に事業活動をされています皆様は決算が黒字でも思ったより手元にお金が残っていないという経験がおありかと思います。
これは主に仕入れ、経費発生から支払いまでの期間と売上(売掛)の発生から回収までの期間の差によって生じている現象です。
例)現金100万円、掛売上(2か月後入金)、掛仕入(1か月後支払)
※シンプルにするため掛け取引のみとしています
1月
掛売上 250万円
掛仕入 150万円
現金残高 100万円
2月
掛売上 300万円
掛仕入 220万円
現金残高 ▲50万円
お分かりになりますでしょうか。
会計上は2月時点で売上(250万円+300万円)-仕入(150万円+220万円)=180万円の
黒字になっています。
しかし、仕入の支払いが1か月後に来る影響で1月の仕入支払が2月に来ることによって2月時点では50万円程現金が足りなくなってしまいます。
せっかく売上は立っているのにそもそもの入金がないせいで資金ショートしてしまっています。このような場合、借入等の外からの調達が出来ないと倒産状態になってしまいます。
黒字倒産をしないために
では、黒字倒産をしないために取れる手段は借入しかないのでしょうか。
そんなことはありません、最も大事なことは現在の資金の状況を知ることが大切になります。
財務三表と言われ企業の現状を把握できるものとして貸借対照表、損益計算書の他にキャッシュフロー計算書というものがあります、これは会社の現金及び現金同等物の増減を一会計期間で示したものです。
キャッシュフロー計算書では、会社にどのくらいのお金があるかがわかります。
手元の現金を出来るだけ正確に把握して、支払の期間を延ばして貰ったり、入金を早めてもらうという対策が大事になってきます。
しかし、このキャッシュフロー計算書、作成しろと言われても簡単に作成できるものではありません。
そこでみんなの資金繰りではこのキャッシュフロー計算書に近い資料を簡単に作成できるように、会員登録して頂いた方に無料で【資金繰り表】をご用意しています。
こちらを使えばキャッシュフロー計算書と同程度の情報量の資料をそれぞれで作成して頂けます。
是非ご活用いただき、今後の資金繰りの参考にして頂ければと思います。
みんなの資金繰り事務局でもこちらの資金繰り表の作成以外にも様々な方法で資金繰りのご相談、お手伝いを行っておりますのでご興味のある方は無料相談フォームよりお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。