税金の機能|なぜ払わなければならないのか?

稼げば稼ぐほどたくさん税金を取られて、どうしてこんなに税金を払わないとならないのだろう。できるだけ税金を払わない方法はないだろうか?と考える事があると思います。特に日本では累進課税の制度になっていて、所得が増えると税率も上がります。

税金はどうして払わなければならないのか?

憲法で定められている「納税の義務」だから税金は払うものですが、もう少し税金の存在する意味を考えてみたいと思います。
税金の代表的な3つの機能というのがあります。もしかしたら学校の授業で出てきたかもしれません。

  1. 所得の再分配機能
  2. 公共設備の維持機能
  3. 景気の調整機能

1、所得の再分配機能

「高額所得者からは多く納税してもらい、そうでない人からはあまりとらない」というのが、国の基本的な考え方です。生きるのもままならないような貧困者を出さずに最低限の生活は保障できるように、国民全体の生活レベルを平準化するための施策です。健康で優秀な人は十分稼げますが、病気や怪我、様々な事情で働けない人は生活が苦しくなります。税金で再分配できなかったら、そのような人はそもそも生きていられなくなります。そういった事情による不公平をできるだけなくすように、所得の再分配という機能が必要なのです。

2、公共設備の維持

2つ目の機能が、みんなで使うものを維持するという機能です。もし、税金が存在しなくて、国や自治体が公共の設備を用意しなかったらどうでしょうか。全て民間でのサービスになり、その都度お金を払って道路を使う事になるでしょうし、水道やガスの料金も地域によってとても高額になる事も考えられます。警察や消防署、災害時の自衛隊の支援についても、税金で運営しているから一定のサービスレベルが保たれています。所得の再分配機能とも関連してきますが、多く税金を払った人と少なく税金を払った人が、同じように公共サービスを使えるという事も、税金があるからできる事なのです。

3、景気の調整機能

景気が悪くなった時に、税金の負担を下げて、人々がお金を使いやすくして、景気を後押しします。また逆に、バブル期のように景気が良くなりすぎても、物価が上がりすぎて、一般の人々の生活がしにくくなることもあります。そのため、税金を上げて、景気の過熱を抑える事ができます。


今回は、基本的な事ですが、税金の3つの機能についてご説明しました。
せっかく支払う税金ですので、意味を知ったうえで納得して払いたいものですね。

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