貸借対照表(BS)で財産の状態がわかる

財務諸表の一つである貸借対照表はバランスシート(Balance Sheet、略称BS)とも呼ばれ、企業の期末決算において作成されます。

株式会社では、損益計算書とともに貸借対照表を決算公告することが求められているため、新聞やWebサイトで見ることもあるのではないでしょうか。

BSでは、その会社のある1時点でどのくらいの財産があるかを表しています。

通常は決算時点で作成されますが、月次で作成することもあります。

複式簿記のルールによって損益計算書とともに作成され、資産、負債、純資産の3つの状態を表し、左に資産、右側に負債と純資産の構成になります。

資産-負債=純資産  となる関係性がある事を考えれば、当然上記の図のような構成で書かれるのは理解できますね。

通常は資産よりも負債が少ないので、純資産はプラスになり、右側の資産の下に純資産が書かれます。債務超過ですと、純資産がマイナスになり左側に純資産を書くことになります。

左側は、資金を何に使ったか、右側には、資産の調達元が来ると考える事もできます。

資産-負債=純資産  となる関係性がある事を考えれば、当然上記の図のような構成で書かれるのは理解できますね。

通常は資産よりも負債が少ないので、純資産はプラスになり、右側の資産の下に純資産が書かれます。債務超過ですと、純資産がマイナスになり左側に純資産を書くことになります。

資産の部

左の資産は、企業が集めてきた資金が、何にどれだけ投資されているかを表します。資金の回収期間(現金化するまでの期間)が早いか遅いかで、「流動資産」と「固定資産」の二つに分類されます。

およそ1年以内資金を回収して現金化できるものが流動資産で、資金回収(現金化)に時間がかかるものが固定資産となります。

ただし、営業性の資産は期間に関係なく流動資産に計上されます。

  • 仕入れをした結果が在庫(流動資産)となる
  • 仕入れたものを売ることによって売掛金(流動資産)となる

負債の部

右側の負債の部は、他人資本とも呼ばれ、資産をどこから調達したかを表しています。銀行などの「他人」から集めた、いつかは返さなければならないお金が記載されます。資産と同様に、返済期間が「早い」か「遅い」かで、「流動負債」と「固定負債」に分けられます。返済期間が短いものが流動負債で、1年以上の長期に及ぶものが固定負債となります。

  • 仕入れをするために、買掛金(流動負債)で商品を手に入れた
  • 銀行から長期借入金(固定負債)として、お金を手に入れた 

BSの書き方として、現金や預金のように流動性の高い科目から上に書き、流動性の低いものを下の方に書いていくというルールがあります。

純資産の部

右下の純資産の部は自己資本と言われ、これは利益や資本金など、自己の資金を表します。

「純資産」は、負債と違って「返済不要の資金」です。

経営者が創業時に入れるお金である「資本金」や、利益の積み重ねである「利益剰余金」などが記載され、自己資本と呼ばれます。

  • 自己の利益として手に入れたお金なので、利益剰余金(純資産)とする
  • 自己の資金を会社に入れて、資本金(純資産)とする

純資産は、原則として株主に帰属する資産であると考えれば良いでしょう。

債務超過

負債の合計額が資産の合計額を超えた場合、純資産はマイナスとなります。

この状態の事を、「債務超過」と言います。

上場企業になると、この債務超過の状態が1年以上続くと、上場廃止になってしまいます。債務超過の企業は非常に危険な状態であると見なされるのです。

銀行は貸借対照表(BS)を見ている

自己資本比率=総資本÷自己資本 

などのように、BSの項目から計算される経営指標もいくつかあります。

BSは、会社のこれまでの経営状況を示す大事な資料となりますし、銀行は損益計算書(PL)よりも、貸借対照表(BS)の方を重視するとも言われます。

会計の詳しい知識がなくてもこれらの財務諸表の数字を読み取ることはできますので、財務諸表の数字を見る目を養っていきましょう。

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